システム英単語|大学受験に一番おすすめの単語帳の特徴や勉強法を紹介
<目次>
単語を効率よく覚えるなら『システム英単語』が一番おすすめ
どのレベルまで対応できる?
シス単を使った勉強方法
ほかの単語集との違い
まとめ
科目 | 英語 |
出版社 | 駿台文庫 |
目的 | 英単語・英熟語 |
対象者 | センター8割以上レベルの英単語を手っ取り早く覚えたい受験生 |
難易度 | センター~早慶レベル |
分量 | 375ページ 必出単語2,021語、多義語180語 |
使用期間 | 高1~受験直前 |
ジャンル | 単語・熟語集 |
・オススメポイント
レベル別、出題頻度順に並んでいるので効率が良い
・注意点
CDは別売りで何版か出ているので、本の版数と違うCDを買わないように注意!
単語を効率よく覚えるなら『システム英単語』が一番おすすめ
今回紹介する『システム英単語』は、大学受験対策の単語集としては最もおすすめできる1冊です。
英語に苦手意識がある人も、まずはこの1冊をしっかり仕上げるだけで、単語力についてはほぼ困らないというレベルまで効率よく語彙力を強化できます。
教材の構成としては、レベル別に簡単な単語から難しい単語までが順番に並んでいて、英単語とその意味、そしてコロケーション(頻繁に使われる簡単な言い回し)が記載されています。
CD付きのものでは、英単語→コロケーション→日本語での意味→再び、コロケーションが2回という一風変わった形で音声が収録されており、通学中などに聞いているだけでもちょっとしたクイズ形式で単語が頭に入ってくるという工夫があります。
もちろん、CDなしでも十分に英単語を速習できる一冊です。
どういったレベルまでの単語をマスターできるのか?どんな風に勉強を進めていったらよいのか?といったポイントについて詳しく解説していきます。
どのレベルまで対応できる?
システム英単語に掲載されている単語をすべてマスターしておけば、ほとんどの場合、大学受験に出てくる英単語で困ることはなくなります。
2201個の単語と、1単語に複数の意味がある多義語が載っていて、他の単語集と比べても一般的な分量です。
センターはもちろん、MARCHや、早慶でも易しめの学部であればシス単で十分対応できます。
それ以上のレベルを目指すのであれば、まずこの一冊をしっかりやって英単語の基礎力を身に着けてから、次の1冊としてより難易度の高い単語帳で自分が知らない単語だけピックアップして覚えるのが効果的です。
なお、難易度順の構成なので、1章と2章がセンターレベル、3章がMARCHや国公立受験に必要なレベル、4章が早慶や難関大レベルの単語、5章が多義語という順番になっています。
自分が到達したいレベルに合わせて、必要な単語をまとめて覚えられるのがこの教材の特長です。
シス単を使った勉強方法
1日に100~150単語のペースでスピーディに覚えていくことをおすすめします。
単語帳を勉強するときはシス単に限らず、ある程度集中して一気に覚えていくやり方をすると効率が良いです。
時間をかけてやっているとどんどん忘れていってしまうので、1日に何個覚えるか決めて、その量を毎日しっかり覚えていくのがコツです。
なお、1日150個暗記するペースで進めると、単語と熟語が1~2か月でマスターできます。
センターレベルだけであればもっと早く終わるので、とりあえず単語を何とかしたい!という人であればシス単を強くおすすめします。
具体的な暗記の手順としては、まず赤字の意味を1つ答えられるようにしてください。
コロケーション(教材の中では”ミニマルフレーズ”として記載)は、その形でしか載っていない単語以外は使用しなくても大丈夫です。
そして、一度完璧になった後も定期的に復習し、ずっと正解率を保てるようにするのがポイント。
単語を1200まで覚えたら、一旦熟語を覚え、熟語が終わったら3章以降を覚えるという順番で進めのがおすすめです。
テスト方法としては、覚えた範囲の中からランダムに10個選んで、意味が正しく言えたかどうかで正解率をチェックするのがよいでしょう。
ほかの単語集との違い
実は、センターレベルくらいまでの英単語は共通しています。
そのため、どの単語集も似たり寄ったりなのですが、システム英単語のいいところはそれ以上のレベルでの出題頻度が高いものがよく掲載されているという点です。
そのため、過去問などを解いている時に「シス単で出てきたフレーズが文章の中にそのまま出てきた!」となるケースが多いです。
また、リスニングの問題でもミニマルフレーズがそのまま聞き取れたりするので、そういう面でも類似の単語集と比べておすすめできます。
なお、シス単を覚えきった後は、速読英単語などで知らない単語だけピックアップして弱点を補強したり、DUOやリンガメタリカなどの上級の単語集を使ってさらにボキャブラリーを増やすのが良いでしょう。
一度シス単に出てきている単語がマスターできてしまえば、それ以外の単語集も比較的スムーズにマスターできるはずです。
まとめ
英語に苦手意識がある人も、これから受験英語を覚えていこうという人も、システム英単語を使うことをおすすめします。
1語1訳形式の単語集の中ではベストな1冊と言ってよいでしょう。ただ単語を覚えるという目的に特化するのであれば、この教材ほど効率よく英単語を暗記できるものはありません。
なお、機械的な丸暗記ではなくて、文章の中でのニュアンスや背景の知識などがあった方がわかりやすいという英語力に自信がある人は、速読英単語や鉄壁といった教材のほうがむいています。
そうではなくて、とにかく単語量重視という場合にはシス単を使って勉強しましょう。
これ1冊仕上げれば早慶の難しい学部以外はほとんど対応可能になりますので、ぜひシス単を使って頑張ってください。