でるもん英語長文 標準レベル|MARCHレベルの英語長文演習におすすめ!特徴と使い方
科目 | 英語 |
出版社 | 中経出版 |
目的 | 英語長文演習 |
対象者 | MARCHレベルの英語長文を仕上げたい人 |
難易度 | MARCHレベル |
分量 | 15題 156ページ |
使用期間 | 高三11月ごろ、過去問演習前まで |
ジャンル | 英語長文問題集 |
・具体的なオススメポイント
問題を解くための考え方が分かりやすく解説されている
・注意点
単語や文法、英文解釈を一通り終わらせてから取り組むこと
MARCHレベルの英語長文演習におすすめの1冊
『でるもん英語長文標準レベル』は、MARCHレベルの英語長文演習におすすめの一冊です。解説が非常にわかりやすいのが特徴で、文法の解説もさることながら、英語長文問題の解き方や考え方についての解説が充実した参考書となっています。
一冊を通してだんだん難易度が上がっていく構成になっており、最初の方は比較的簡単な問題が掲載されていますが、後ろの方では最終的にマーチレベルに対応できるような問題の難易度となっています。 私大の入試対策だけでなく、センター試験の読解問題にも応用できるテクニックが満載です。収録されている問題数は全部で15題と普通レベルで、最初の方の問題が簡単なことを加味すると一通りやるのにそれほど時間と労力を使わずにコンパクトな問題集と言えるでしょう。今回はこのでるもん英語長文標準レベルの特徴や使い方についてご紹介していきます。
英文は読めるけど問題が解けない人向け
英語長文読解問題が苦手な人のパターンには二つあり、一つは文章そのものの意味がよくわからない時間が足りなくなってしまうといったパターンの人です。もう一つが、英文は大体意味が分かるけれど問題を解くときに迷ってしまったり、最終的に絞り込んだ選択肢でいつも間違った方を選んでしまうというパターンの人です。
前者の場合は、 英文解釈力や基本的な語彙文法の知識が欠けている可能性が高いので、長文読解の練習をするよりも英単語の知識を増やしたり英文法問題集を基礎がためしたりすることの方が得点アップに繋がるでしょう。しかしそれらが概ねできているのにも関わらず長文読解で点が取れないという場合には今回紹介する参考書で練習するのがおすすめです。
『でるもん英語長文標準レベル』では、大学入試でよく出題されるパターンの英語の問題について、どういう場合にはどういう考え方で解くと正解にたどり着けるというコツが書かれています。この考え方を身につけることで、文章の意味はわかっているのに点が取れないという状態を脱却することが可能です。
復習を繰り返して考え方を身につけよう
でるもん英語長文標準レベルでは、問題の解き方について詳しい解説がついているので、間違ってしまった問題もどこがどう間違ったのか理解しやすい構成となっています。この教材に限らず英語長文の読解問題をやる際には、2周目、3周目と繰り返し復習するのがおすすめです。 1周目でわからなかった問題について、なぜ正解にたどり着けなかったのかという原因を明確にし、解説を読んで正しい考え方を身につけます。
しかし、身につけた考え方が使いこなせるかどうかは実際に問題演習をするなかでしか確認できませんので、少し時間を空けて再度解くことで実力をチェックしていきましょう。これを繰り返すことによって、初めて見る問題でもスムーズに解くことが可能になります。また繰り返しやっていく中で答えを覚えてしまう場合もあるかもしれません。
もっとも、正解が出せるかどうかよりも、なぜそれが答えになるのかという理由が理解できているかの方が重要です。考え方のプロセスを自分なりの言葉で説明できるようになれば、初見の問題にも応用が利く解法テクニックが身に付いたことになります。ただ答えられるだけでなく、その理由も明確に言語化していくようにしましょう。
単語や文法知識はまとめて暗記
この教材の解説には、問題そのものの解説に加えて、その問題を解くために必要な文法事項や覚えておきたい語法の知識がまとまっています。直接は関係ない周辺情報などもコンパクトにまとまって掲載されていますので、ひと通り目を通して知らなかった知識や曖昧な点があればルーズリーフなどにまとめておくのがおすすめです。
また長文の中で出てきた知らない単語についてはついでに覚えておくと、単語帳プラスアルファの知識が身につきますので他の受験生に差をつけるための語彙力が手に入ります。これも繰り返し問題を解いていく中で何度も目にして覚えていくと効率が良いので、2周目、3周目と解くときにノーヒントで単語の意味や必要な文法事項が分かるかどうか、確認していくようにしましょう。
特に熟語については熟語集で覚えてもどのようなシチュエーションで使われる熟語なのかが分かりにくいところはあります。こうした点について、実際に問題を解く中で登場したときに覚えていくようにすると印象に残りやすく、再び同じ熟語が出てきた時に問題を解くための大きなヒントになりますので、ルーズリーフなどにまとめた知識を単語集とともに覚えていくことをおすすめします。
まとめ
『でるもん英語長文標準レベル』は、MARCHレベルまでの英語長文読解問題に対応できる実力が身につく問題集です。一般的な英語長文の問題集と比べて、大学入試の英語の問題を解くために必要な考え方や解き方のテクニックを中心に解説してあります。
そのため繰り返しといてこの考え方を身につければ、初めて見る問題に対しても応用でき、読解問題で高得点が取れるようになるでしょう。扱われてる題材も、大学入試によく出るテーマの例文が多いので、ここに出てくる熟語や単語を同時に覚えていくことで効率よく英語の点数をアップしていくことが可能です。 英語長文で高得点を取って英語を得点源にしたい人は是非取り組んでみてください。