でるもん英語長文 発展レベル|早慶レベルの英語長文演習におすすめ!特徴と使い方
科目 | 英語 |
出版社 | 中経出版 |
目的 | 英語長文演習 |
対象者 | 早慶レベルの英語長文を仕上げたい人 |
難易度 | 早慶レベル |
分量 | 15題 176ページ |
使用期間 | 高三11月ごろ、過去問演習前まで |
ジャンル | 英語長文問題集 |
・具体的なオススメポイント
問題を解くための考え方が分かりやすく解説されている
・注意点
単語や文法、英文解釈を一通り終わらせてから取り組むこと
早慶レベルの英語長文演習ならこの1冊
『でるもん英語長文発展レベル』は、早慶レベルの英語長文演習におすすめの一冊です。解説が非常にわかりやすいのが特徴で、文法の解説が分かりやすいだけでなく、英語長文問題の解き方や考え方についても丁寧に解説された参考書となっています。一冊を通して、後半にいくについれて難易度が上がっていく構成です。
最初の方は比較的簡単な問題が掲載されていますが、後ろの方では最終的に早慶レベルに対応できるような問題の難易度となっています。 また、難関私大の入試対策だけでなく、国公立レベルの読解問題にも応用できるテクニックが満載です。収録されている問題数は全部で15題と標準的で、一通りすべて解く場合でもそれほど時間と労力を使わずにすむ、取り組みやすいボリュームの問題集と言えるでしょう。今回はこのでるもん英語長文発展レベルの特徴や使い方についてご紹介していきます。
英文の意味が分かっても問題が解けないという人向け
英語長文読解問題が苦手な人には、2つのパターンがあります。1つは、文章そのものの意味がよくわからず、時間が足りなくなってしまうといったパターン。もう一つが、英文は大体意味が分かるけれど問題を解くときに迷ってしまったり、穴埋めや和訳などの問題を解くことができないというパターンです。1つ目のパターンの場合は、 英文解釈力や基本的な語彙文法の知識が欠けている可能性が高いです。こういう場合は、長文読解の練習をするよりも英単語の知識を増やしたり英文法問題集を基礎固めをする方が、得点アップに繋がるでしょう。
しかし、それらが概ねできているのにも関わらず長文読解で点が取れない2つ目のパターンの人は、今回紹介する参考書で練習するのがおすすめです。『でるもん英語長文発展レベル』では、大学入試でよく出題されるパターンの英語の問題について、どういう場合にはどういう考え方で解くと正解にたどり着けるかが解説されています。この考え方をしっかり身につけることで、文章の意味はわかっても問題が解けないという状態を脱却することが可能です。
考え方を身につけるために繰り返し復習しよう
でるもん英語長文発展レベルでは、問題の解き方について詳しい解説がついているので、自分で解いたときにどこがどう間違ったのか理解しやすい構成になっています。この教材に限りませんが、英語長文の読解問題をやる際には2周目、3周目と繰り返し復習することをおすすめします。まず、 1周目でわからなかった問題について、「なぜ正解が出せなかったのか?」について原因を明確にしたうえで、解説を読んで正しい考え方を身につけます。この正しい考え方は、実際に問題演習をするなかでしか確認できません。
そのため、一回目から少し時間を空けて再度解くことで実力をチェックしていきましょう。これを繰り返すことによって、初めて見る問題でもスムーズに解く実力が身につきます。また、繰り返し復習していくと、正解を覚えてしまう場合もありますが、正解が出せるかどうかよりも、なぜそれが答えになるのかという理由が理解できているかの方が重要です。
考え方のプロセスを自分なりの言葉で説明できるようになれば、初めて見る問題にも使える解法テクニックが身に付いたことになります。ただ解答を覚えてしまうのでなく、その理由も明確に言語化していくようにしましょう。
出てくる単語や文法知識も暗記
でるもん英語長文の解説には、問題そのものの解説に加えて、その問題を解くために必要な文法事項や覚えておきたい語法の知識がまとまっています。出題されているテーマ以外の周辺情報などもコンパクトにまとまって掲載されていますので、ひと通り目を通して知らなかった知識や曖昧な点があればルーズリーフなどにまとめておくことをおすすめします。
また、長文の中で出てきた知らない単語についてはついでに覚えておくようにしましょう。これにより、市販の単語帳プラスアルファの知識が身につきますので、他の受験生に差をつけることが可能です。これも、繰り返し問題を解いていく中で何度も目にして覚えていくと効率が良いので、2周目、3周目と解くときに単語の意味や必要な文法事項が分かるかどうか、確認していくようにしましょう。
特に、熟語表現については、熟語集で意味だけ覚えてもどのようなシチュエーションで使われるのかが分かりにくいものが多いです。こうした点については、実際に問題を解く中で登場したときに覚えていくようにすると印象に残りやすく、再び同じ熟語が出てきた時に問題を解くための大きなヒントになります。問題を解きながら、ルーズリーフなどにまとめた知識を単語集とともに覚えていくのがおすすめです。
まとめ
今回ご紹介した『でるもん英語長文発展レベル』は、早慶レベルまでの英語長文読解問題に対応できる実力が身につく問題集です。一般的な英語長文の問題集と比べて、文法よりも問題を解くために必要な考え方や解き方のテクニックに比重を置いて解説してあります。そのため、繰り返し復習することで、初めて見る問題に対しても応用できるテクニックが身につきます。
早慶レベルの読解問題でも高得点が取れるようになるでしょう。なお、扱われている題材も、大学入試によく出るテーマが多いので、ここに出てくる熟語や単語を同時に覚えていくことで効率よく英語の点数をアップしていくことが可能です。 英語長文で高得点を取り、英語を入試における得点源にしたい人は是非取り組んでみてください。