TopGrade難関大突破 英語長文問題精選|英語長文の要約問題の対策ができるハイレベルな問題集!特長と使い方
科目 | 英語 |
出版社 | 学習研究社 |
目的 | 難関大英語長文対策 |
対象者 | 最難関大学志望者、英文の要約問題の実力をアップしたい人 |
難易度 | 最難関レベル |
分量 | 174ページ |
使用期間 | 高三夏休み明け~入試直前演習 |
ジャンル | 英語長文問題集 |
・具体的なオススメポイント
難関大の問題15題が要約問題付きで掲載されている
・注意点
英語が得意な人向けの参考書。要約問題は、まず自分で要約をしてみた上で解答と見比べること。
英語ができる人向け!ハイレベルな問題集『TopGrade 英語長文問題精選』
『TopGrade難関大突破 英語長文問題精選』は、英語ができる人向けの難しい問題集です。15題の入試頻出テーマに絞って、その解答解説が掲載されている問題集となっています。ただし、扱われている問題は1問目が東京大学の過去問、2問目が慶應義塾大学の過去問と、最難関大学ばかり。
これらの大学の英語対策や、英語を入試の得点源にしたい人向けの参考書と言えるでしょう。しかし、これらの最難関大学以外にも、この問題集が役に立つ場合があります。それは、英語長文を読んで日本語で要約する問題が出題される大学を受ける人です。今回は、この問題集の具体的な内容や使い方のポイントについて、詳しく解説していきます。
英語の要約問題の練習をしたい人にもおすすめ
『TopGrade難関大突破 英語長文問題精選』は、最難関大学を志望している人以外にも、英語長文のようやく問題を練習し人におすすめできる教材です。AO入試などでは、英語長文を読んで要約する問題が出題される大学が少なくありません。しかし、英語の長文を読むだけでも難しいのに、その意味を読み取り、さらに日本語で100字~200字程度にまとめ上げなければいけないとなると、対策をしておかなければ解くのが難しくなってしまいます。そんな、英語長文のようやく問題の練習に、今回ご紹介するTopGradeが役立ちます。
TopGradeには全部で15題の入試問題過去問が掲載されていますが、そのすべてについて日本語での要約問題がついているのが特長です。また、解説も分かりやすく、なぜその要約になるのかを理解できる構成になっています。まずは、英語で本文を読んだ後、自分なりに要約を作ってみたうえで、模範解答の要約と見比べてみてください。必要なテーマが抜けていたり、逆に不要なテーマに触れてしまっていたりする部分をチェックし、次回以降の要約文作成の時に注意するようにしましょう。
要約の練習をするときのポイント
TopGradeに限らず、要約の練習をする際にはポイントがあります。それは、まずは決められた字数を超えて書いてみるということです。たとえば、100文字で要約する問題に答えるとすると、120字や150字程度まではみ出して構わないので、まずは文字数多めで要点を書き出してみます。その後で、不要なところや内容が重複しているところ、ひとつにまとめられるところなどをまとめていって、文字数の制限内に収めるように削っていくと、スムーズに要約できます。
要約問題が苦手な場合、字数制限に達することができないというパターンの人がいます。しかし、文字数を気にしすぎて最初から少なく書いてしまうと、大事な部分が抜けてしまったり、内容が不十分になってしまう場合が多いです。その上、字数を満たすために余計な文章をいれたりするとさらに内容が薄い要約になってしまいます。
そうではなく、まずは文字数をオーバーしておいて、あとから削るというやり方にしておくと、要点の取りこぼしなくしっかりと要約を作ることが可能です。TopGradeに載っている問題の英文は、どれも要約するのが難しい骨のある問題ぞろいですので、この15題で要約のコツをマスターすれば、ほとんどの大学入試の英語要約問題に対応できる実力が身につくでしょう。
解答解説をただ見るだけでなく、解答の根拠を意識しよう
TopGradeの後半の問題では、解答が載っているだけで解説がコンパクトになってしまっているところがあります。これについては、最初の方の解き方のポイントを参考にしながら、なぜその正解が導き出されるのか?という点を意識して学習するようにしてください。ただ正解があっているかどうかよりも、なぜその答えになるのかという解答の根拠を考えることが大切です。
これにより、初見の難しい問題でも、本文のどこをヒントにすれば回答が導き出せるのか自分で考える力が身につきます。また、問題の解説のほかに、本文の文章の構文がどうなっているのかの解説や、全訳も載っていますので、ただ問題を解くだけでなく、すべての文章について構文が正しく読み取れているかどうかをチェックしていくとハイレベルな実力が身につくでしょう。
また、問題を繰り返し復習する際にも、答えを覚えてしまうというよりは、正解を導き出す根拠を意識して取り組むのがおすすめです。その際、解けなかった原因が知らない単語や熟語によるものであれば、分からなかった単語や熟語をルーズリーフやノートにまとめておいて別途、覚えるようにしましょう。
まとめ
今回ご紹介した『TopGrade難関大突破 英語長文問題精選』は、東大をはじめとする難関大学の過去問を15題あつめて解説したハイレベルな問題集です。東大、京大や早慶レベルの難関大学を受験する人はもちろん、志望大学の入試問題の中に英文のようやく問題が含まれている人に役立つ内容となっています。
難しい英文をどのようにして要約すればいいのかのコツが身につきますので、繰り返し学習して英文要約力をアップしていってください。