POWER STAGE英文法・語法問題|問題量が多く早慶レベルの英文法にも対応できる!特長と学習法
科目 | 英語 |
出版社 | 桐原書店 |
目的 | 英文法演習 |
対象者 | 英文法問題をマスターしたい人 |
難易度 | 早慶レベルまで対応 |
分量 | 592ページ |
使用期間 | 高2~高3夏休み明けごろまで |
ジャンル | 英文法問題集 |
・具体的なオススメポイント
早慶まで対応できる問題が多数収録されている
・注意点
英文法に不安がある人は、講義系の参考書などを併用して学習すること
英文法・語法問題をマスターしたい人向け!『POWER STAGE英文法・語法問題』
『POWER STAGE英文法・語法問題』は、早慶などのハイレベルな入試にも対応できる英文法力を身につけたい人におすすめの問題集です。掲載されている問題は過去に大学入試で出題されたものを中心に、基礎から応用まで幅広く扱われています。
これから先の大学入試で必要となる「書く」「話す」力にもつながる英文法の力が身に付くような、実践的な文法問題がまとまっているのが特長です。問題ボリュームは英文法・語法の問題集の中でも多い部類に入り、1000題を超える演習問題が掲載されています。
左側に問題、右側に解答解説というレイアウトはよくある文法問題集と同じような構成です。文法が702題、語法問題が376題含まれているので、この1冊をしっかり仕上げればレベルの高い大学の入試でも英文法で困ることはなくなると言ってよいでしょう。
『POWER STAGE英文法・語法問題』と似ている『NEXTSTAGE』の違いは?
『POWER STAGE英文法・語法問題』と似たような大学入試向けで有名な英文法問題集に『NEXTSTAGE』という教材があります。どちらも問題数や構成、内容が似ているため、これから英文法の勉強を始めるときにどちらを使ったらよいか迷う受験生も多いです。
『POWER STAGE英文法・語法問題』と『NEXTSTAGE』を比較した場合、結論から言うと『POWER STAGE英文法・語法問題』の方がおすすめできます。その理由は3つあり、1つは問題数の多さ、2つ目は解説の詳しさ、3つ目は今後の改訂についてです。
難易度が似ている2冊ですが、『POWER STAGE英文法・語法問題』の方が若干ですが問題数が多くなっています。出題範囲も『POWER STAGE英文法・語法問題』の方が広いので、どちらか1冊を極めるとすれば問題数が多い方を選ぶのがよいでしょう。
次に、解説の詳しさについても『POWER STAGE英文法・語法問題』の方がワンランク上です。特に、文法事項についての説明が丁寧で充実しているので、初学者の人でも学習しやすい問題集となっています。
最後に、今後の改訂についてですが、『NEXTSTAGE』は現状で出ている版以降、新しいバージョンが出る予定がありません。『POWER STAGE英文法・語法問題』の方は比較的最近に発売された新しい問題集ですので、これから改訂を重ねて内容が強化されていく見込みがあります。
どちらか1冊で勉強を始めるなら、『POWER STAGE英文法・語法問題』を選ぶのがおすすめです。
『POWER STAGE英文法・語法問題』の効果的な学習法
英文法の問題集を解くときには、学習方法が大切になります。重要なポイントは、解答の根拠をきちんと説明できるようにすることです。
『POWER STAGE英文法・語法問題』に掲載されている問題は基本的に選択肢を選ぶものが多いので、繰り返しやっていると答えを覚えてしまいます。
しかし、問題の順番や過去に説いた時の記憶をヒントに正解を導き出せても、英文法の力が身に付いたことにはなりません。なぜなら、その方法で『POWER STAGE英文法・語法問題』に出題されている問題が解けるようになっても、模試や本番のテストで同じ問題が出るわけではないからです。
初見の問題もしっかり解ける英文法力を身につけるためには、どういう考え方で正解が選びだされるのか?という解答の根拠が重要になります。
正解の選択肢がどれになるのかだけではなく、その選択肢だけが適切といえる理由や、他の選択肢が答えにならない理由まで自分の言葉で説明できるようになると、初見の問題にも対応できる力がつくでしょう。正解の根拠が理解できているかどうかの目安としては、その問題の解き方を英語が苦手な人にでもわかりやすく説明できるか?でチェックするのがおすすめです。
もし、説明しようとしてもあいまいになってしまう部分があれば、そこは理解が甘いポイントということがわかります。きちんと説明できるまで、解説を読んで理解を深めましょう。
解説を見ても文法事項がわからない場合は別の参考書を併用
『POWER STAGE英文法・語法問題』の文法事項の解説は、文法系の問題集の中では比較的充実している方ですが、それでもわからない場合には別の文法の参考書を併用することをおすすめします。
たとえば、『Forest』や『EverGreen』など、文法の解説が詳しく載っている参考書を併用して、『POWER STAGE英文法・語法問題』に出てきた文法事項を理解していくのがおすすめです。やはり、問題集形式の教材は、設問を解くための解説がメインになっているので、文法テーマそれぞれに関する詳しい説明はどうしても手薄になりがちです。
そこで、文法問題集と合わせて講義系の文法参考書を使うことで、理解が甘いポイントを補足していくことが重要になります。解答の根拠を説明できるまで、文法の不明点はしっかりと調べて理解するのが英文法学習のコツです。
まとめ
今回は、『POWER STAGE英文法・語法問題』の特長や学習方法のポイントについて解説しました。問題数が1000題以上と多く、早慶レベルまでの文法問題を網羅している『POWER STAGE英文法・語法問題』は、1冊仕上げるだけでほとんどの大学入試英文法問題に対応できるようになる良書です。
文法知識の理解に不安がある人は、文法の参考書を別途使いながら、解答の根拠が説明できるようになるまで繰り返し解くようにしましょう。『POWER STAGE英文法・語法問題』に掲載されている問題を全てマスターして、入試の英語を得点源にしていってください。