大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座|早慶レベルまで対応できてわかりやすい英文解釈参考書!特長と学習法
科目 | 英語 |
出版社 | KADOKAWA/中経出版 |
目的 | 英文解釈の習得 |
対象者 | 英文解釈を身につけたい人 |
難易度 | 早慶レベルまで対応 |
分量 | 380ページ |
使用期間 | 高3夏休みごろまで |
ジャンル | 英文読解の講義系問題集 |
・具体的なオススメポイント
解説がわかりやすくボリュームも十分
・注意点
先に単語や熟語の基礎知識を身につけてから取り組むこと
早慶レベルまで対応できる英文解釈教材『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』
『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』は、タイトルの通りわかりやすい説明が書かれた英文解釈の参考書です。表紙のイラストはポップですが、中身は早慶レベルまで対応できるほど濃いものとなっています。
ページ数は400ページ弱あるのでボリュームが多いですが、解説の文章がわかりやすく丁寧なため読み進めるのは比較的簡単です。単語や熟語を一通り覚えた後に、長文読解や過去問演習に移る前段階の英文解釈力をアップする際におすすめの教材となっています。
著者は大学受験の英語講師として有名な関正生先生で、一般的な文法の教科書では学ぶことのできない独特な思考プロセスが身に付く内容です。今回は、そんな『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』の詳しい特長と学習方法についてご紹介します。
51のテーマを1つずつマスターして読解のプロセスを身につけよう
『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』で扱われている文法事項は51のテーマに分かれています。1つ1つマスターしていくことで、入試で頻出の文法事項に迷うことなく答える知識が身に付くのが特長です。
『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』の解説は、授業の書きおこしのようなわかりやすい文体になっているので、英語の文法や構文が苦手な人でも勉強しやすくなっています。特に、大学入試の読解問題で出てくる倒置や強調などのわかりにくい表現について、どういうキーワードが出てきたときにどう考えるか?といった視点が説明されているので、初見の問題にも対応できる力が身に付きます。
多くの文法や読解、英文和訳の参考書では、倒置や強調の構文が答えだという解説はあっても、最初に文章を見た時にどうやって倒置や強調に気づけばいいのかといった思考プロセスは書かれていないことがほとんどです。
一方、『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』なら、英単語や文の構造をキーワードとして構文に気づくためのポイントや、その構文が使われているときに筆者が表現したい感覚といったことまで丁寧に解説されています。そのため、英文を読解するときに、ただの直訳ではないニュアンスまで含めた読み取りが可能になるのです。
たとえば、「causeが出てきたら因果関係についてのイメージを持つ」「read to の前後は原因と結果の関係になっている」など、キーワードに対してのイメージを作って英文解釈のヒントとするテクニックなどが載っています。
掲載されている英文は最新の入試問題から厳選
この教材の特長の1つとして、例題として掲載されている英文は最近の入試問題の傾向をふまえている点があげられます。51のテーマで扱われている文章は、文法的な意味合いだけでなく扱われている内容も大学入試問題の傾向に合わせてあるので、この教材を一通り学習しておけば長文読解問題を読み解く際のヒントにもなるのです。
同時に、この教材で登場する単語や熟語表現も、大学入試に出やすいものとなっています。『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』を解き進める中で知らない単語や熟語が登場したら、別途ルーズリーフやノート、単語カードなどの形式でまとめて、時間があるときに暗記していくことをお勧めします。
一般的な単語帳には載っていない語彙などもいくつか登場するので、覚えておけばほかの受験生が知らないボキャブラリーを増やすことが可能です。細かいですが、英語の入試で得点差をつけるためのコツになりますので、単語や熟語も丁寧に覚えていきましょう。
『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』を終えたら長文読解の問題集へ
『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』は、長文ではなく短文を題材にした参考書です。そのため、この教材が終わった後は、習得した英文解釈の知識を活用して長文読解演習に取り組むことをおすすめします。
長文は文章量が多いだけでなく、段落間の意味のつながりや、問題を解くための飛ばし読みなど、短文にはないトレーニングのポイントがあり、演習が必要です。『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』に登場する英文法がわかっていれば、長文の中に出てくる文章で意味が解釈できないものはほぼなくなるはずですので、スムーズに学習が進められるでしょう。
逆に、英文解釈のテクニックや考え方が頭に入っていない状態で長文問題に取り組んでも、読むのに時間がかかって学習効率が落ちてしまうので気を付けてください。
志望する大学の長文読解問題の難易度や、出題される文章の単語数などに合わせて長文読解の問題集に取り組みましょう。その後、過去問の演習へとステップを踏んでいくのが理想的な学習法です。
まとめ
今回は、早慶レベルまで対応できる英文解釈の参考書『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』の特長と学習方法をご紹介しました。51のテーマがありボリュームは多いですが、解説もわかりやすいので比較的簡単に読み進められる教材です。
基本的な単語や熟語、語法をインプットした後は、『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』に出題されている例文を繰り返し読んで、考え方のプロセスを身につけていってください。
すべてのテーマが理解できるようになったころには、入試で登場する英文で意味が取れないものはほぼなくなっていることでしょう。