イチから鍛える英語長文300|センター試験や日大レベルの長文読解トレーニングにおすすめ!特長と学習方法
科目 | 英語 |
出版社 | 学研マーケティング |
目的 | 英文読解演習 |
対象者 | センター・日大レベルの英語長文演習をしたい人 |
難易度 | センター・日大レベル |
分量 | 159ページ |
使用期間 | 夏休み終わり頃まで |
ジャンル | 英文読解問題集 |
・具体的なオススメポイント
解説がわかりやすく、レイアウトや別冊の付録も活用しやすい
・注意点
先に基本的な単語や文法、英文解釈をマスターしてから長文演習に取り組むこと
センター試験や日大レベルの長文読解なら『イチから鍛える英語長文300』
『イチから鍛える英語長文300』は、センター試験および日大などの基礎的なレベルの英語長文の読解力を鍛えられる参考書です。掲載されている問題数は15問と標準的で取り組みやすい量となっています。
なお、15問はすべて過去に入試で出題された問題から引用された300単語ほどの文章で、扱われているテーマも入試で狙われやすいものが中心となっています。そのため、繰り返し問題演習をして内容に慣れておくことで、英文読解の力だけでなく入試に頻出のテーマに対しても慣れ親しんでおくことが可能です。
最近発売された長文読解集だけあって、入試のための読解力を身につけるための様々な工夫がなされているのが特長となっています。今回は、そんな『イチから鍛える英語長文300』の詳しい特長とおすすめの学習方法についてみていきましょう。
解説がわかりやすく、長文読解初心者にもおすすめ
『イチから鍛える英語長文300』は解説がわかりやすいため、英語長文読解に苦手意識がある人でも取り組みやすい1冊となっています。
また、和訳や構文の解説も載っていますので、英文の意味が分からなかったり、なぜその訳になるのか理解できなかったりする箇所が出てくることなく、演習をすすめることが可能です。
長文読解の演習が初めての人にとっては、あまり難しすぎる問題や長すぎる問題は向いていませんが、『イチから鍛える英語長文300』に出題されている問題はレベル的にちょうどよく、長文読解の解き方のコツが習得できます。一度解くだけではなく、1周目に間違えた問題は2周目以降、どうすれば解けるようになるのかを自問自答しながら反復練習を積み重ねましょう。
その際、何回も繰り返しやっていると正解を覚えてしまうことがありますが、暗記に頼らずに解答の根拠を自分なりの言葉で説明できるようにするのがおすすめです。どういう風に考えれば正解にたどり着けるかが説明できるようになると、初見の長文問題でも同じような考え方で正解を導き出せるようになります。
最初は模範解答で解説されている内容を真似する形で十分なので、徐々に自分なりの解釈や考え方で消化していってください。
入試頻出単語リストや音読用英文の別冊付き
長文読解問題に取り組む際に学習効果を高める方法の一つに、知らない単語が出てきたときの暗記があげられます。多くの受験生はとりあえず問題を解くだけにとどまり、新しく出てきた単語や知らなかった表現を覚えていくことをしません。
そのため、長文の中で出てきた単語を少しずつ覚えていくことで、入試本番のときの語彙力で差をつけることができます。『イチから鍛える英語長文300』には、長文に出てきた英単語が覚えやすいように、別冊で「頻出単語リスト」としてまとめられているのが特長です。
一通り長文問題を解いた後は、この別冊の単語リストなどを活用しながら、すきま時間に単語を覚えていくようにしましょう。さらに、この別冊には音読用の英文も付いています。一度精読をして意味や構文を把握できた文章は、繰り返し音読するのがおすすめです。
というのも、何度も繰り返し読んでいくことで、頭の中に英語の文章展開のパターンがインプットされていきます。このインプット量が、英文を早く正確に読み取っていくためには必須です。
問題の英文では、下線部や並べ替え、空欄補充などがついてしまっていて音読の練習がしにくいところもありますが、別冊の音読用の英文は単に英文だけが白文として載っていますので扱いやすくなっています。ぜひ、これらの付録を活用することで、『イチから鍛える英語長文300』の英語学習効果を最大限に活かしてください。
15題の長文すべての音声を収録したCDがついている
『イチから鍛える英語長文300』の長所の一つに、音声CDの付録が挙げられます。このCDには、出題されている15題の長文すべてを読み上げたネイティブによる音声が収録されていて、リスニングやシャドウイング用として最適です。
英文を繰り返し読むときに、CDでネイティブの発音やスピードを真似しながら行うことで、速読力とリスニング力を同時に鍛えることができます。シャドウイングを行う際には、最初は意味が頭の中に入ってこなくてもいいので、英文を読みながらCDの音声を追いかけて発音してみましょう。
これを繰り返していると、だんだんとCDの音声を追いかけて発音することに余裕が出てきて、英文の意味を理解しながら発音できるようになってきます。
その段階に達したら、音声なしの状態でテキストを音読して、CDと同じくらいのスピードで音読ができるように練習すると効果的です。この作業によって、CDなしで音読練習をするよりも効率よく学習できます。『イチから鍛える英語長文300』で長文の勉強をする際には、ぜひCDも活用してください。
まとめ
今回は、日大やセンター試験レベルの基礎的な英語長文演習ができる『イチから鍛える英語長文300』についてご紹介しました。解説がわかりやすく、分量や難易度も軽めなので、長文読解をこれから演習し始める人におすすめの1冊です。
単語や熟語を一通り覚え、英文解釈の基礎が身に付いた後に300語レベルの長文読解から演習し始めたい人は、『イチから鍛える英語長文300』を使って学習していきましょう。