イチから鍛える英語長文500|MARCHや関関同立の長文読解トレーニングにおすすめ!特長と学習方法
科目 | 英語 |
出版社 | 学研マーケティング |
目的 | 英文読解演習 |
対象者 | MARCHレベルの英語長文演習をしたい人 |
難易度 | MARCH関関同立レベル |
分量 | 197ページ |
使用期間 | 夏休みごろ~過去問演習前まで |
ジャンル | 英文読解問題集 |
・具体的なオススメポイント
解説がわかりやすく、レイアウトや別冊付録も活用しやすい
・注意点
基本的な単語や文法、英文解釈をマスターしてから長文演習に取り組むこと
MARCHや関関同立レベルの長文読解なら『イチから鍛える英語長文500』
『イチから鍛える英語長文500』は、MARCHや関関同立などの私大の英語長文の読解力を鍛えられる参考書です。同じタイトルのシリーズで3冊出ているうちの、真ん中の1冊となります。
掲載されている問題数は15問と標準的で取り組みやすい量で、すべて入試の過去問の中から厳選された500語程度の良問です。このシリーズのコンセプトとなっている「繰り返し解くことで入試の読解力を鍛える」という考え方の通り、反復して解くに値する長文が載っています。
解説がわかりやすいことに加え、長文読解力を鍛えるための様々な工夫がなされているのが特長です。今回は、そんな『イチから鍛える英語長文500』の詳しい特長とおすすめの学習方法についてご紹介します。
一文ごとの和訳など、解説のレイアウトやわかりやすさが特長
『イチから鍛える英語長文500』は、問題の質に加えて、解説がわかりやすいのが長所となっています。また、英文の和訳が1文ごとに丁寧に振られているので、どこの部分がどういう意味になっているのかがわかりやすいレイアウトです。
よくある長文読解の問題集だと、全文和約と英語長文がそれぞれバラバラにまとまってしまっていて、どこの文章にどの和訳が対応しているのか見比べるのが面倒なことも多いです。その点、『イチから鍛える英語長文500』なら1文ごとの対訳というレイアウトになっていますので、効率よく学習を進めることができます。
また、問題の難易度的にも、長文読解の基礎から応用レベルにステップアップしていく人にとってちょうど良いのもポイントです。なお、『イチから鍛える英語長文500』で学習する際には、一度解くだけではなく、反復練習を積み重ねましょう。
その際、何回も繰り返しやっていると正解を覚えてしまうことがあります。しかし、正解を出すことよりも、なぜその答えになるのか?の思考プロセスを身につけることが大切です。
『イチから鍛える英語長文500』の解説は、解答の根拠がわかりやすく解説されていますので、まずは模範解答の解説を参考にしながら、最終的には自分の言葉で正解の根拠が説明できるまで復習していきましょう。
別冊の「トレーニングブック」で学習効果アップ
『イチから鍛える英語長文500』には、別冊のトレーニングブックという小冊子がついています。この小冊子には、この教材の長文に登場した頻出単語のリストや、音読用の英文の白文が掲載されていて、読解問題を解き終わった後の学習に最適です。
長文問題には、一般的な大学受験のための単語帳には載っていないような単語も登場しますが、それらを1つ1つしっかり覚えていく人はほとんどいません。そのため、文中に出てきた単語も、単語集の単語と同じような気持ちできっちり覚えていくと、入試本番での語彙力に差がついて有利になります。
別冊のトレーニングブックには、長文に登場した覚えておきたい頻出単語がリスト化されていますので、これを使ったそのまま単語の暗記を進めることも可能です。
ぜひ、問題を解けるようになるだけでなく、登場する単語の意味が分かるようにしてください。さらに、トレーニングブックには音読用の白文も掲載されているので、一度理解した英語長文を繰り返し音読練習する際に役立ちます。
また、SVOCの書き込みによって構文把握しながら精読する練習にも使えるので、活用するようにしましょう。
ネイティブによる音声CD付き
500語レベルのまとまった長文で、和訳や解説がしっかりついていて、かつネイティブによる音声がついている教材は多くありません。一般的な教材では、難易度が簡単すぎたり難しすぎたりするものや、音声はあっても構文や和訳の解説が薄いものなどがほとんどです。
『イチから鍛える英語長文500』なら、きちんと精読して理解したうえで、音声CDを使って発音や音読、リスニングの練習もできます。音声CDを使ったおすすめの学習方法としては、まず解説を参考にしながら、文法や単語、表現で分からない部分が無いようにしっかり読み込みましょう。
その次に、音声CDを聞きながら長文のテキストを音読していきます。シャドウイングと呼ばれる方法で、音声の1~2秒あとに続けて、音声を真似する形で音読をしていくのが効果的です。
最初は、ネイティブの発音のリズムやスピード、アクセントになれる目的ですので、意味の理解が伴わなくても大丈夫です。繰り返しシャドウイングをしていくと、徐々に発音スピードが追いつくようになり、意味を理解しながら音読できるようになってきます。
この段階に達したら、音声CDによる補助なしで、自力でネイティブスピードでの音読ができるようにトレーニングすれば完成です。1つ1つの長文でこのトレーニングを繰り返せば、15問すべて終わったころにはセンターレベルのリスニングなどで困ることはほぼなくなると言っても良いでしょう。
まとめ
今回は、MARCHや関関同立レベルの英語長文演習ができる『イチから鍛える英語長文500』についてご紹介しました。
解説やレイアウトがわかりやすい他、付属のトレーニングブックを使えば音読練習やSVOCの構文解析、そして単語の習得にも役立ちます。英語長文読解の力をアップしたい人は、『イチから鍛える英語長文500』がおすすめです。