安河内の新英語をはじめからていねいに|英文法が苦手な人でもOK!基礎からわかる!特長や学習方法
科目 | 英語 |
出版社 | ナガセ |
目的 | 英文法理解 |
対象者 | 英文法の基礎を学びたい人 |
難易度 | 基礎レベル |
分量 | 240ページ |
使用期間 | 高1~高2,高3春ごろまで |
ジャンル | 英文法講義系参考書 |
・具体的なオススメポイント
中学英語が苦手な人にもわかりやすい講義形式の説明
・注意点
この教材を終えた後は、文法問題集や英文解釈へと進むこと
英語が苦手な人におすすめ!『安河内の新英語をはじめからていねいに』
『安河内の新英語をはじめからていねいに』は、英文法がゼロから理解できる講義系の参考書です。問題量はかなり少なめで、全体のボリュームも少ないので一通りマスターするのにあまり労力と時間がかからないことが特長となっています。
しかし、内容は非常に濃く、しかも分かりやすいので、英語が苦手な人にこそ『安河内の新英語をはじめからていねいに』がおすすめです。なお、付属のCDには著者の安河内先生による講義が収録されています。
よくある英語教材のような、ネイティブによる長文読み上げの音声ではありませんので、その点だけ注意してください。それでは、『安河内の新英語をはじめからていねいに』の詳しい特長と学習方法についてみていきましょう。
中学英語に不安がある人でも大丈夫
『安河内の新英語をはじめからていねいに』は、安河内先生の授業をそのままテキストにしたような内容になっているので、英語に苦手意識がある人でも簡単に読み進めることができます。特に、英文法に苦手意識がある人は、中学英語のレベルにも不安な点がある場合が多いでしょう。
『安河内の新英語をはじめからていねいに』では、そうした基礎の基礎ともいえるレベルから順番に解説してくれているので心配無用です。簡単な英文法であるほど、学校の授業などで改めて教えてもらう機会が少なく、また周りの人に聞くのが恥ずかしいなどの理由で分からないまま放置してしまうパターンが多いです。
しかし、基礎レベルの文法を理解しないで単語や熟語の表現、そして構文を丸暗記しても、長文読解や文法問題、そして英作文を解くための力が育たないので注意が必要になります。
英語力を積み上げていく土台となるような基礎事項から、大学受験に必要なレベルまでのステップアップをサポートしてくれるのが『安河内の新英語をはじめからていねいに』です。
単語の意味や発音もまとまっているので勉強しやすい
この教材で登場する英単語は、各章の後ろの方に意味と読み方がまとめて掲載されています。そのため、わからない単語をいちいち辞書で引く手間も省けるので効率よく学習可能です。
『安河内の新英語をはじめからていねいに』に出てくる単語は基礎的なものが多いので、知らないものがあれば必ず覚えていくようにしてください。
最初は、英単語をみて日本語での意味が1つ言えるレベルで大丈夫です。スペルや、多義語の意味などまでいっぺんに覚えようとすると大変になってしまいますので、1語1訳の形式でまずはインプットしましょう。
その後、余力があればスペルや2つ目以降の意味についても覚えていくようにすると、単語量を効率的に増やすことができます。また、最近では入試の問題に発音やアクセントが出題されることが多いほか、スピーキングのテストが導入されると単語の発音がさらに重要になってくることが予想されます。
そのため、意味を覚えると同時に、英単語の正確な発音もセットで覚えるようにしましょう。発音記号については最低限基礎的な知識を身につけておくべきではありますが、電子辞書の発音機能や、最近ではネットで検索すると発音が聞けるようにもなっていますので、それらを活用して発音を覚えるのがおすすめです。
一通り文法をマスターした後は問題集や英文解釈教材へ
『安河内の新英語をはじめからていねいに』を使って一通りの英文法を理解できたら、インプットした知識を今度はアウトプット系の問題集を使って整理していくようにしましょう。
英文法は、知識として頭に入っているだけでは点数に結び付けることができません。どういう問題が出てきたら度の知識を活用すればよいのか?というポイントは、実際に問題を解いていく中で身に付いていきます。
そのため、文法問題集を使ってさらに知識を強化し、実践力を伸ばしていってください。また、文法が一通り理解できた後は、英文解釈の教材へとすすむことをおすすめします。
英文解釈は、短文を正確に読み解くためのテクニックです。SVOCの構文を見抜いたり、省略されている語を補って考えたりするいくつかのパターンがあります。
英文解釈ができるようにならないと、その次の段階の長文読解で意味を読み取ることができず苦戦してしまいますので、『安河内の新英語をはじめからていねいに』には英文解釈の教材に進むようにしてください。なお、一通り基礎の文法が身に付いている人であれば、英文解釈の教材もスムーズに理解していくことができるでしょう。
まとめ
今回ご紹介した『安河内の新英語をはじめからていねいに』は、英語が苦手な人でも文法の基礎から学んでいける講義系の参考書です。問題量は少ないですが、講義部分の解説を読んでいくことで、今まであいまいだった文法の理解を深めることができるでしょう。
なお、『安河内の新英語をはじめからていねいに』で一通りの英文法が理解できたら、アウトプット系の文法問題集をつかって知識を強化しつつ、英文解釈の教材、そして長文読解の教材へとステップアップしていってください。
まずは、すべての土台となる英文法の基礎を『安河内の新英語をはじめからていねいに』で身につけましょう。