高校 とってもやさしい英文法|英文法に自信がない人でも取り組みやすいの特徴と学習方法
科目 | 英語 |
出版社 | 旺文社 |
目的 | 英文法理解 |
対象者 | 英文法の基本が不安な人 |
難易度 | 文法の基本理解レベル |
分量 | 176ページ |
使用期間 | 高3夏休み前後まで |
ジャンル | 英文法参考書 |
・オススメポイント
英文法の基本がわかりやすく解説されている
・注意点
この教材でもわかりにくい部分があれば『大岩の一番はじめの英文法』などを併用すること
英文法に自信がない人でも解き易い『高校 とってもやさしい英文法』をご紹介
今回ご紹介する英文法の参考書『高校 とってもやさしい英文法』は、大学入試に必要な英文法の基礎の基礎のレベルからマスターすることができるわかりやすい問題集です。
高校英語で習う基礎的な事項が解説されています。
大学入試の対策で使われる代表的な文法問題集として『NEXTSTAGE』や『VINTAGE』、『UPGRADE』といったものが有名ですが、いきなりこれらの問題集に取り組もうとすると解説がよく分からなかったりする人が少なくありません。
というのもこれらの問題集は大学入試に出題される可能性が高い英文法の問題を余すところなく網羅しているのがメリットなので逆に一問一問に対する解説は手薄になってしまうという短所があるからです。
そのためもしこれらの大学入試の標準的な英文法教材を使って学習が進めにくいと感じている場合にはより易しい問題集から始めることをお勧めします。
その中でも特に解説がわかりやすくてシンプルなのが今回ご紹介する『高校 とってもやさしい英文法』です。それでは具体的な特徴や学習方法についてみていきましょう。
英文法の基本事項にあいまいなところがある人は『高校 とってもやさしい英文法』から始めよう
英文法の問題だけでなく英語が全体的によくわからないというイメージを持ってしまっている人は基礎的な英文法の知識が固まっていないことが多いです。
英文法の基本事項に曖昧なところがあると応用問題を解いてもどこが重要なポイントなのかがつかめないのでただの丸暗記になってしまいます。
『高校 とってもやさしい英文法』では、つまずきやすいポイントを英文法を全く学習したことがない人でも十分に理解できる解説が載っていますので、ぜひ活用してください。
高校2年生や3年生になってくると今更基礎的な文法事項について先生や友達に質問することができず勉強が手詰まりになってしまうというパターンが少なくありません。
しかし、『高校 とってもやさしい英文法』なら解説がとてもわかりやすいため、そういう人でも自力で英文法の学習を進めることが可能です。
英文法の基本事項でよくわからない部分があると感じている人は、『高校 とってもやさしい英文法』から学習をして大学入試対策をスタートすることをお勧めします。
『高校 とってもやさしい英文法』でもわかりにくい場合は同じ著者の『大岩のいちばんはじめの英文法』がおすすめ
今回ご紹介している『高校 とってもやさしい英文法』の解説はわかりやすいですがそれでもなお英文法で理解できないところがあるという人には、同じ著者の先生が書いた『大岩のいちばんはじめの英文法』という別の教材をお勧めします。
こちらの教材は講義を文字起こししたような形の非常に読みやすくてわかりやすい解説が特徴です。
同じ大岩先生が書いた教材となっているので『高校 とってもやさしい英文法』を読んでも理解できなかったところについてだけ『大岩のいちばんはじめの英文法』を使ってさらに詳しい解説を読むといった使い方もできます。
ただし『大岩のいちばんはじめの英文法』は解説がメインとなっていますので問題集を別でもう1冊解くようにするか、『高校 とってもやさしい英文法』に掲載されている例題を使って知識が定着しているかどうかを確認するようにしましょう。
英文法の知識は解説を読んで理解したつもりになるだけだと実際に問題を解く力が身につきません。
一度基本的な内容を理解できたら問題を解くアウトプット形式の練習を通して得点力に繋がる形で知識を整理していってください。
『高校 とってもやさしい英文法』にはCD付きの改訂版もあるのでリスニング対策にもおすすめ
『高校 とってもやさしい英文法』では、元々は付属していなかった CD が付いているバージョンが発売されています。
CD の内容は教材の中で扱われている例文について、英語の文章→日本語の訳文→英語の文章という形で英文を繰り返す形での音声が収録されています。
英文法を理解するという目的については必ずしも CD が必要ではありませんが、せっかく一度目を通して理解した英文ですので音声教材も併用することでリスニング力を同時にアップできると効率的です。
CD に収録されている音声を CD に合わせるような形で自分でも発音してみることで、英語の発音のリズムやアクセントになれることができます。
この練習を繰り返すことで英文法の理解に加えてリスニングの対策も出来ますので、 CD 付きのバージョンを入手してぜひ取り組んでみてください。
まとめ
今回は英文法の基礎的な事項を分かりやすく学ぶことができる教材『高校 とってもやさしい英文法』 の特徴と学習方法について解説しました。
大学入試の英文法の問題集は問題量が多いものほど解説が薄いので勉強を進めるのが難しいというパターンに陥りがちです。
そこでもし英文法の理解に不安がある場合は『高校 とってもやさしい英文法』のような簡単な問題集に立ち戻ってきちんと英文法を理解することが重要になります。
一度基本的な英文法をマスターできればその後スムーズに『NEXTSTAGE』や『VINTAGE』、『UPGRADE』といったハイレベルな受験参考書に移っていくことが可能です。
もし高校で習う英文法で知識が曖昧なところや不安が分野が多いという場合は、『高校 とってもやさしい英文法』や同じ著者の『大岩の一番はじめの英文法』などの分かりやすい教材を使って基本事項を理解していくようにしてください。