スピードマスター 日本史問題集 日本史B|最短15日でセンター8割レベルも可能? 特徴とおすすめ勉強法
<目次>
センター8割レベルまでの知識整理ならこの一冊
注意!日本史を初めて勉強する場合は危険…
スピードマスター日本史問題集 日本史Bのおすすめ勉強法
他の日本史問題集との違いは?
まとめ
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科目 | 日本史 |
出版社 | 山川出版社 |
目的 | 日本史 基礎知識整理 |
対象者 | 受験科目に日本史が含まれる受験生 |
難易度 | センター8割レベル |
分量 | 30テーマ |
使用期間 | ~夏休みいっぱいまで |
ジャンル | 穴埋め形式問題 |
・オススメポイント
30日間でセンター8割レベルの基礎知識が仕上がる
・注意点
説明が無いので初学者には厳しい。教科書などで流れを掴んでから取り組むこと
センター8割レベルまでの知識整理ならこの一冊
『30日完成 スピードマスター 日本史問題集 日本史B』 は、その名の通り30日で日本史がマスターできる教材です。
これを1冊仕上げておけば、センター試験で8割得点できるぐらいの実力が身につきます。
全部で30テーマに日本史が分けられているので、1日1テーマやっていけば30日で必要最低限の知識が習得できるということ。
教材の構成としては、最初に各テーマごとの整理のページがあって、次のページに穴埋め問題が何十問か並んでいてテストできるようになっています。
各テーマの情報量的には、1日に2テーマぐらい進られる程度なので、集中して取り組めば15日ぐらいで一通り完了することも可能です。
「この用語さえ頭に入っていれば、センターの日本史で8割9割取れる」という用語だけを短期間で仕上げられるので、 学習効果もすぐに実感できる内容になっています。
この教材を一通り学習すれば模試などでもわからない用語がほぼ出てこないという状態になるので、日本史に苦手意識を持っている人にもおすすめできる一冊です。
注意!日本史を初めて勉強する場合は危険…
極めて短時間で日本史の基礎固めができる『スピードマスター 日本史問題集 日本史B』ですが、 注意点もあります。
それは、説明が全くと言っていいほど無いこと。あくまでも大事な用語を穴埋め形式で整理するために作られた教材なので、それらの用語がどういう意味なのか?なぜその用語が日本史を学ぶ上で重要なのか?といった説明はほぼありません。
そのため、 これから日本史を勉強し始めるという初学者の人には、最初の一冊としてはおすすめできません。
初学者がいきなりこの教材で勉強するのはかなり厳しいので、そういう場合には教科書で大まかな流れを把握してから取り組んだり、日本史の全体的な流れが網羅的に把握できる参考書とセットで取り組みましょう。
ちなみに、 スピードマスターに取り組む前準備としておすすめの教材としては『金谷の日本史の「なぜ?」と「流れ」がわかる本』や、『超速』シリーズなどがあります。
日本史の知識が全くないという場合なら、まずはこれらの教材で流れをつかんでから、知識の整理としてスピードマスターに手をつけるのがおすすめです。
スピードマスター日本史問題集 日本史Bのおすすめ勉強法
ここまでで、全体の流れをつかんでから知識の整理としてスピードマスターを学習するという手順を紹介しましたが、ここまでをだいたいいつ頃までに終わらせればいいのか?スピードマスターが終わったら後は何をすればいいのか? といった点も気になると思います。
まず、学習ぺースに関して言うと、高3の夏休み頃までにはスピードマスターを一通り終わっているぐらいが理想的です。
もし夏休みいっぱいでスピードマスターがやっと終わるぐらいの感じであれば、その後は『一問一答』などを9月中に一周ぐらいは解いて、後は過去問で演習という流れで学習を進めるのが良いです。
余裕があれば『Bノート』などに取り組んでも良いですが、 自分が志望している大学の出題レベルに合わせて効率よく学習を進める必要があります。
またこれはスピードマスターに限らずですが、教材に書かれている年表や細かい解説まで全部丸暗記する必要はありません。
まず目指すべきは、穴埋め形式になっている問題を全問正解できるというところです。
その上で、 さらに知識を深く身につけたいという場合には、細い語句などを覚えるのは有効ですが、 かけた時間に対して取れる点数の効率を考えると、 まずは空欄になっている最低限の基礎を抑えた方が良いでしょう。
他の日本史問題集との違いは?
何と言っても必要最低限の知識がスピーディーに身につくという点が、この教材の強みです。
Bノートなどの教材との大きな違いとしては、用語数の差などがあります。
Bノートには 、早慶レベルの大学を受ける人にしか必要がない用語なども含まれているので、志望大学によってはボリュームが無駄に多くなってしまう可能性もあります。
スピードマスターなら、そういった必要のない知識まで身につけてしまうということはありません。
なお、 スピードマスターが大体仕上がったら、他の問題集をやるというよりは、歴史資料集や年号の暗記などに注力して+αの知識をつけていった方が良いです。
自分に足りていない知識を効率的に身につけるようにしましょう。
まとめ
今回紹介した『スピードマスター 日本史問題集 日本史B』 は、最短で15日、かかっても30日程度の期間で基礎知識が抑えられるおすすめの教材です。
私立大学の入試で日本史が必要な人だけでなく、国公立大の入試でセンター試験に社会が含まれる理系の受験生にもおすすめできる一冊です。
「日本史にあまり時間が割けない」「でも点数は落としたくない」という人は、まず全体の流れをざっくり学んでからスピードマスターで用語を押さえ、その後一問一答や過去問を使って演習していきましょう。
この記事で解説した勉強法の通りに教材を使いこなして、効率よく日本史の得点を稼いでください。