日本史のおすすめ問題集4選｜基本知識の暗記に特化した4冊をご紹介
日本史の基本知識を暗記したい人におすすめのインプット系問題集4冊をご紹介
日本史の問題集の中でも特に、基本知識を暗記するための4冊です。大学入試で出題される日本史の問題を解くためには、まず基本的な知識が頭にインプットされていることが前提となります。
その上で、出来事の流れやさらに詳しい知識を把握することで難しい問題にも対応可能です。基本知識は教科書にも掲載されていますが、教科書は出来事の説明が淡々と書かれているだけなので暗記するには不便なところもあります。
そこで、今回ご紹介するインプット系の問題集を使って、日本史の基本知識を効率よく暗記するのがおすすめです。
扱われている問題の難易度や構成が4冊それぞれで異なりますので、現状の自分の日本史の知識や到達したいゴールに合わせて最適なものを選んでください。それでは、インプット系の問題集4冊の詳細を順番に見ていきましょう。
日本史を勉強するのが初めての人は『教科書よりやさしい日本史ノート』がおすすめ
最初にご紹介する『教科書よりやさしい日本史ノート』は、今回紹介する中でも最も難易度の低い問題集となっています。
そのため、今まで学校で日本史の授業を受けたことがないという人や、授業は取っていたものの内容理解に自信がないという人におすすめです。
レイアウトも覚えやすい形式にまとまっているほか、解説も分かりやすいのが特長となっています。取り組みやすさや分量といった視点からも非常に優れたインプット系問題集です。
文系の人だけでなく、理系の人で日本史をセンター試験でしか使わないという人にとっても、『教科書よりやさしい日本史ノート』が役立ちます。基本的な知識を効率よく覚えたいという人はこの問題集を使いましょう。
空欄補充を繰り返す暗記に特化した教材『スピードマスター 日本史問題集』
次にご紹介する『スピードマスター日本史問題集』は、日本史の基礎用語をコンパクトに1冊にまとめた教材です。この教材は、日本史の解説などが詳しく載っているわけではないため、別の講義形式の参考書と併用することが前提となっています。
日本史の用語の中で大切なものについて、空欄補充の形式でひたすら繰り返して暗記する教材です。日本史の流れや出来事の背景知識などの解説は載っていないので注意してください。
あくまでも、基礎知識を用語として確認する教材となっています。問題の分量はそれほど多くなく、扱われている用語の難易度も入試の基礎から標準レベルなので、基礎をスピーディーに固めたいという人は『スピードマスター日本史問題集』がおすすめです。
1冊目にご紹介した『教科書よりやさしい日本史ノート』で解説を理解しながら、用語を覚えているかどうかのテストとして『スピードマスター日本史問題集』の問題でチェックするという使い方もできます。
MARCHや早慶にも対応できる！日本史の知識を完成させたい人向け『日本史Bノート』と『詳説日本史ノート』
最後にご紹介する2冊、『ココが出る！日本史Bノート』と『詳説日本史ノート』は、扱われている問題の難易度や内容構成がよく似たインプット系教材です。
特に『ココが出る！日本史Bノート』の方は覚えやすいようにレイアウトが非常に工夫されていて、解説のわかりやすさや網羅性といった点でもおすすめできます。
まずはどちらか1冊の知識をしっかりとマスターした後、余力があってさらに日本史の得点力を高めたい場合にはもう1冊にも取り組むのがおすすめです。
この2冊に載っている用語が正確に暗記できていれば、日本史の知識問題でつまずくことはなくなります。MARCHや早慶などの私立大学の入試で日本史を受ける人は、『ココが出る！日本史Bノート』か『詳説日本史ノート』をしっかり仕上げるのがおすすめです。
この2冊の教材には、教科書レベルの用語であればもれなくすべての知識が網羅されています。そのため、これらを使って基本知識の暗記を済ませた後は、日本史の流れや論述問題にも対応できるさらに難しい教材へと進んでいくことをおすすめします。
日本史は合格点さえ取れればいいという戦略の人は、『ココが出る！日本史Bノート』か『詳説日本史ノート』を1冊仕上げたら過去問を解いてみましょう。
その上で、さらに補強すべきポイントが見つかった場合には追加の教材を学習していってください。
まとめ
日本史の問題集の中でも特に、基本知識の暗記に特化した4冊をご紹介しました。覚えなければならない用語の量や、レイアウトや構成が教材によって異なります。
今回ご紹介した内容を参考に、どれが自分に適した教材なのかを判断してください。日本史が苦手な人、まったくのゼロから始めるという人には、『教科書よりやさしい日本史ノート』がおすすめです。
講義形式の参考書と併用して知識をチェックしたい人には『スピードマスター日本史問題集』、さらに細かい知識まで身につけていきたい人には『ココが出る！日本史Bノート』または『詳説日本史ノート』をおすすめします。
現状の自分の日本史の知識量や、志望する大学の入試で求められる理解度に合わせて、最適な問題集を選んでください。今回ご紹介した4冊は、どれも基本知識の暗記が効率よくできるように工夫されています。
これらの教材で基礎事項を確実にインプットして、合格に必要な点数を安定して取れる実力を身につけましょう。
