『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』|センターより易しめの演習問題がたくさんこなせるの特徴と学習方法
現代文の問題演習を積み重ねたい人におすすめ!『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』
先に基礎固めのための教材を1冊終わらせてから取り組もう
問題量は少し多め、解説は長いが読めば役に立つ良書
『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』のおすすめ学習方法
まとめ
科目 | 現代文 |
出版社 | 河合出版 |
目的 | 現代文演習 |
対象者 | 現代文の基本が身に付いた人 |
難易度 | センターレベル |
分量 | 229ページ |
使用期間 | 高3冬休み前まで |
ジャンル | 現代文問題集 |
・具体的なオススメポイント
現代文の問題演習がたくさんできて、解説も詳しい
・注意点
勘で解くことはせず、解答の根拠をきちんと明確にしながら学習を進めること
現代文の問題演習を積み重ねたい人におすすめ!『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』
センター試験よりやや易しめなレベルの演習問題がたくさん解ける『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』です。この教材は基本的な現代文の解き方が理解できた後に、センター試験の実際の過去問を解く前準備として活用できます。
ただしいきなりこの教材から現代文の勉強を始めることはおすすめしません。先に現代文の問題の読み解き方を理解した上で練習に取り組まないと、自分なりのやり方で問題を解くことになってしまい学習効率が低いからです。
そこで今回は、『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』の詳しい特徴に加えて、この問題集に取り組む前にやっておきたい教材や、具体的な学習方法について解説します。現代文の問題で点数を取りたい人は是非参考にしてください。
先に基礎固めのための教材を1冊終わらせてから取り組もう
大学入試の現代文の問題は、本文の読み解き方や問題への取り組み方にポイントがあります。正しい方法で本文を読み解いていけば短時間で効率よく問題の答えを探すことが可能です。
こうした現代文の基本的な読み方や問題の解き方を学べる教材としては、『きめる!センター現代文』をおすすめします。この教材はセンター試験の現代文の問題を題材にして、現代文の読み解き方を解説した良書です。
センター試験だけでなく他の大学の入試問題にも対応できる基本的な現代文のテクニックが身につきます。現代文の問題では、選択肢の中でどこを根拠に正当と誤答を見分けるかといったポイントや、評論や小説など本文のジャンルに応じて読み方への注意が必要です。
先にそれらの必要最低限の知識を身につけた上で、その知識を実際の問題に活用していくための練習で『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』を使うことをおすすめします。
問題量は少し多め、解説は長いが読めば役に立つ良書
『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』の特徴として、問題量が他の問題集と比べて少し多めという点が挙げられます。評論の問題が10題、小説の問題が10題の合計20題です。
扱われている問題の難易度としてはセンター試験よりもやや易しめのものが多くなっています。そのため基本的な読解のテクニックを身につけたばかりの人でも、手応えを感じながら学習を進めていくことが可能です。
またこの教材のもうひとつの特徴として挙げられるのが、解説の詳しさとなっています。『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』の解説では、問題をどのようにして解けば正解にたどり着けるのかといった考え方のプロセスがかなり細かく書かれているのが特徴です。
図解などはなく、全ての解説が文章だけでたくさん書かれているため、文字を読むこと自体に苦手意識がある人には少し大変かもしれません。しかしこの本に書いてある読解のポイントをきちんと学べば、現代文を読み解くための力がかなり身につきます。
問題を解いた後間違ってしまったものについては、しっかりと詳しい解説を読み込んで次回以降間違えないためのポイントを自分なりに把握してください。
特に自分が間違いやすいパターンや苦手な文章が把握できていると、今後の現代文の勉強でそこを重点的に対策することが可能です。
『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』のおすすめ学習方法
最後に、『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』を学習していく方法について具体的にお伝えします。あくまでも学習方法の一つのサンプルとして参考にしていただき、実際に勉強する時には使える学習時間や現在の現代文のレベルに合わせてアレンジしていただいて構いません。
まず毎日評論と小説を書く一題ずつ解いていくことをおすすめします。センター試験の本番の問題と同じような形式の問題になっていますので、この問題集を解くことでセンター試験の準備も可能です。
そして解いた後の答え合わせの段階で、間違ってしまった問題については解答の根拠や正解に至る考え方のプロセスをしっかりと理解するようにしましょう。この時意識するべきポイントは次に届いた時に満点を取れるようにすることです。
また、現代文の問題を解くときのテクニックとして、まず絶対に違うという選択肢を切っていく方法があります。選択肢がこれ以上切れないという段階まで考えて、最後の絞り込みが不安な場合には、勘で選ぶのではなくその時点で解答解説を見てしまって構いません。
その上でなぜ正解の選択肢が選ばれるのかであったり、他の選択肢がなぜ不正解なのかを説明できるようにしましょう。問題を解く時間の目安としては評論が25分、小説は20分以内が目標です。
この方法で問題集を一通り解き終わったら、2周目の復習をして考え方がきちんと身についているかどうかを確認してください。
まとめ
センター試験よりやや易しいレベルの現代文の問題を練習できる教材『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』についてご紹介しました。
この問題集に取り組む前段階として『きめる!センター現代文』などの教材を使って現代文の読み方のテクニックを一通りマスターしてください。
そこで得た解き方の知識を、『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』を使って実際に活用していきましょう。問題を解く時には勘で選択肢を選ばずに、正解になる根拠をきちんと言えることが大切です。
『マーク式基礎問題集 現代文[六訂版]』は解説がしっかりしていますので、正解になる根拠が曖昧なものがあればしっかりと読んで学ぶようにしてください。繰り返し学習して現代文の問題を効率よく解く力を身につけましょう。