[改訂第3版]望月光 古典文法 講義の実況中継①
参考書概要
本参考書は、古典文法が一から学べる参考書です。上巻では、助動詞・助詞等を扱っており、下巻では、助詞・副詞・敬語の識別等を扱っています。講義形式かつ語りかけるような口調なのでわかりやすく、入試問題を解く上でのポイントもまとめられています。
本参考書を使用する上で重要なことは、文法事項の解説を理解することです。ただし、あくまでも講義用の参考書であり、本参考書を覚えるのではなく、「やさしくわかりやすい古典文法」等の文法の問題集を使用するさいの辞書代わりとして使用し、基礎の段階であまり詳しくやりすぎないことが重要です。本参考書が完璧になるころには文法でほぼ問題がなくなっているころなので、自身の学力に合わせて読み込むように心がけたい。
古典文法はこの二冊を完璧にできれば十分ですが、そのためには問題集を中心に実戦を積んでいくことが重要であり、本参考書だけでやりきろうとはしないように気を付けよう。
参考書の評価
この参考書を読めば1歩上の世界が見えてくるでしょう。ハイレベルな大学を目指す受験生に是非使ってほしい講義系の参考書です。
問題量
予備校の先生である望月先生の授業をそのまま文字起こしした講義系の参考書で、上下の2冊に分かれていますので分量は多く細かいことまで載っています。
難易度
東京大学や早稲田大学といった難関大学までカバーできるレベルになっています。そのためMARCHや関関同立、日東駒専を目指す受験生は「富井の古典文法をはじめからていねいに」を使ったほうがいいでしょう。
解説の分かりやすさ
予備校の先生の授業をそのまま本にしてあるということだけあり、実践的な内容まで踏み込んで説明してくれておりとてもわかりやすいです。
レイアウト
望月先生の授業をそのまま文字起こししているため、これを読めば授業を受けたことと同じになります。
教科
古文
出版社名
語学春秋社
使い方
この参考書はまず下巻の19~21回の敬語を読む。その上で敬語の一覧表を暗記し、敬語を用いても問題集を解いて省略された主語の読み取りが出来るようになったら残りの部分を読んでいく。基本的に暗記に入る前に読み進める参考書なので、頭に入れることはこの参考書の時点ではあまり考えなくて良い。ただ、ある程度暗記が定着したら識別方法などを再度確認する必要がある。
テスト方法
実施しない
データ
問題数 | 2講 |
1日の量 | 13講 |
1週間の量 | 3講 |
目標突破日数 | 8日 |