理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ|早慶や東大京大の数Ⅲを演習したい人におすす!特徴と学習方法
科目 | 数学 |
出版社 | 河合出版 |
目的 | 数Ⅲ演習 |
対象者 | 理系で難関大を受ける人 |
難易度 | 早慶・東大京大レベル |
分量 | 32ページ |
使用期間 | 入試直前まで |
ジャンル | 数学問題集 |
・オススメポイント
厳選された数Ⅲの難問が演習できる
・注意点
難易度が非常に高いので、数Ⅲの基本的な問題をすべてマスターした後に取り組むこと
早慶や東大京大の数Ⅲを演習したい人におすすめ『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』
今回ご紹介する『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』は、数学の問題集の中でも特に難関大を目指す人向けの教材となっています。
早慶や東大京大など難関大学の数Ⅲの問題は難しい問題が多いです。
そのため基本的な知識を身につけた上で過去問の演習や厳選された数Ⅲの良問を解いていくことが必要になります。
『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』では解いておくと実力が身につく良問を厳選して70題近く掲載してあるため、難関大学の数学を攻略したい人はぜひ取り組んでいただきたい一冊です。
今回はそんな『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』の詳しい特徴や学習方法についてご紹介します。
問題数は76問と少ないが難易度が高いので時間をかけて解こう
『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』に掲載されている問題数は76問と他の問題集と比較して少なめなボリュームとなっています。
しかしを使われている問題一つ一つがかなり難易度が高くなっていますので飛ぶのには時間がかかるでしょう。
このレベルの問題になってくると、単にセオリー通りの解き方のパターンを覚えていれば解けるというものが少なくなってきます。
すでに学習している数学の基本的な知識を使ってどのように工夫すれば問題が解けるか試行錯誤する過程が大切です。
『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』に掲載されている問題を手早く終わらせるというよりは、それぞれの問題にしっかり向き合って解き方を試行錯誤することに時間を使うようにしましょう。
一つ一つの問題に初めて取り組む時に、分からないからと言っていきなり答えを見ると学習効果が薄まってしまいます。
少なくとも10分から15分は粘ってみて、考えられる解法のパターンや使いそうな知識を一通り紙に書き出すのがおすすめです。
このトレーニングをすることで入試本番で難しい問題を解くときに頭の中を整理する力が身に着きます。
解答解説はハイレベルだが詳しくわかりやすい
掲載されている問題の難易度と同じく、解説についてもハイレベルなものが載っているのが『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』の特徴です。
数学の問題は応用問題になればなるほど色々な解き方が考えられます。
その中で効率よく計算が進められるものやて早く答えにたどり着けるものを取捨選択する力が大切です。『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』の解答解説ではハイレベルな受験生向けの数学の考え方が詳しく説明されています。
そのため基本的な数学の知識が身についている人が応用力を高めるという目的に最適です。
またそれぞれの問題の後には、その数学の問題の背景となる知識が 解説されていて高校数学の範囲にとどまらない深い考え方を身につけることができます。
特に東大などの数学の問題は、高校数学の範囲を超えた数学的なテーマを大学入試向けにアレンジしたような形の出題が多いので、数学の問題に対する周辺知識を身につけておくことは得点力アップに効果的です。
もし、この教材の解答や解説を読んで難しすぎると感じる場合には、より難易度の低い網羅的な教材をマスターしてから『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』に取り組むことをおすすめします。
なお、一度解いて解答解説を見て理解した問題は、時間をおいて別の日に復習をしていってください。
他の似たような教材と『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』の違い
理系の数学の難問に取り組もうとする時によく使われる似たような教材として『やさしい理系数学』などが挙げられます。
これらの教材と『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』の主な違いは、収録されている問題集と解答解説の詳しさです。
『やさしい理系数学』では例題が100題と演習問題が100題の合計200題が収録されています。
しかし、その分一つ一つの問題に対する解答がコンパクトに収まっているため、解き方やその知識については『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』の方が充実しているのが特徴です。
問題数をたくさん解いて練習量を積み重ねたい人は、『やさしい理系数学』などを使って問題を練習することをおすすめします。
一方で問題の数をこなすよりも、難しい問題の考え方をきちんとマスターしたいという人は『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』を使うのがおすすめです。
また、『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』に含まれている問題は微分積分に関するものが中心となっているので、微分積分に関する難しい文章題が出題される大学を受ける人は、この教材をしっかりと仕上げておきましょう。
まとめ
今回ご紹介した『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』は、早慶や東大京大などの難関大学の理系の入試問題を解くためにおすすめの一冊です。
数学Ⅲの難しい問題は、教科書だけでは学べないものがほとんどとなっています。
『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』は、過去に大学の入試問題で出題された数学Ⅲの問題を分析したうえで、様々な問題に応用が利く練習問題を厳選した良書です。
問題数は全部で76題と比較的少なめなボリュームになっていますが、その分一つ一つの問題が難しいので、しっかりと時間をかけて取り組んでいくことをおすすめします。
高校数学の範囲に止まらない数学の深い知識も身に付きますので、難関大学の理系の数学を攻略したい人は是非『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』をマスターしてください。