英熟語のおすすめ参考書|レベルや特徴別に4冊をご紹介
おすすめの英熟語集をレベルや特徴別に4冊ご紹介
今回ご紹介するのは、英熟語の参考書4冊です。
入試の英語では単語集が注目されがちですが、熟語集も同じくらい重要です。
熟語をしっかり覚えている人は少ないため、今回おすすめする熟語集を使って対策をしておけば、差をつけることができます。
熟語集にはいろいろな種類のものがあり、1語1訳でシンプルに覚えられるものから、文章中に出てくる熟語を覚えるもの、CD付でシャドウイングの練習までできるものなど様々です。
用途や勉強のしやすさ、入試本番までに残されている時間などによって最適な熟語集が変わってきますので、今回ご紹介する情報を参考に自分に合ったものを選んでください。
それでは、それぞれの熟語集について詳しく見ていきましょう。
シンプルな構成で一気に熟語を覚えられる『英熟語ターゲット1000』と『システム英熟語』
最初にご紹介する2冊の熟語集、『英熟語ターゲット1000』と『システム英熟語』は、どちらもシンプルな構成の教材です。
最もオーソドックスな英熟語集は『英熟語ターゲット1000』で、熟語の隣に訳と例文が付いているという構成になっています。訳と例文の方を隠して、熟語の意味が分かるかどうかをチェックしていくことで、入試で覚えておきたい最低限の英熟語をスムーズに学習できるのがポイントです。
シンプルな構成の熟語集使って、淡々と覚えていきたい人は『英熟語ターゲット1000』をおすすめします。
もう一つの『システム英熟語』の方は、前置詞のひとつひとつにイメージが付いてるため、この熟語集を使って覚えると初見の熟語でもある程度意味が推測できるようになります。
たとえば、「in」という前置詞のイメージと、その前置詞が使われている熟語がひとまとまりになっているといった形なので、一気に覚えることが可能です。
前置詞ごとのイメージを学びながら、熟語を一気に覚えていきたい人には『システム英熟語』をおすすめします。
英熟語の知識を最大限に増やしたい人には『解体英熟語』がおすすめ
次にご紹介する『解体英熟語』は、Z会から出ている熟語集です。
掲載されている熟語の量がほかの教材と比べてかなり多いという点が特長となっています。
英熟語の知識を最大限に増やしたいという人は、『解体英熟語』を使って熟語を覚えていくのがおすすめです。
なお、『解体英熟語』では熟語の意味だけでなく、その熟語を用いた問題まで載っています。インプットした知識が定着しているかどうかを確認するところまでこの1冊で対応できますので、英熟語の知識を完璧にしたい人は『解体英熟語』を丸々1冊マスターするようにしましょう。
なお、英熟語集は使うものを1冊決めたら、その1冊を繰り返し学習していくことが大切です。
英熟語の知識を完璧にしたいと思うあまり、あれこれと複数の教材に手を出してしまうと、かえって完成度が下がります。
特に、『解体英熟語』であれば1冊に掲載されている情報量がかなり多いので、この1冊に絞って繰り返し学習するのがおすすめです。
速読やリスニング力も同時に鍛えられる英熟語集『速読英熟語』
最後にご紹介する『速読英熟語』は、熟語を例文の中で覚えるという形式の教材となっています。
いくつかの文章が掲載されていて、その中に英熟語が登場するという形です。
また、別売りのCDでは本文がネイティブスピードで読み上げられた音声が収録されています。
音読やシャドウイングの練習をすることで、速読力やリスニング力を同時に鍛えることが可能です。
『速読英熟語』に載っている文章をスラスラ読めるようになると、問題のボリュームが多いセンター試験などでも時間に余裕ができるほどの力が身に付きます。
ただし、英熟語の意味をとりあえず手っ取り早く覚えたいという人は、本文の読み込みは後回しにして、1つの熟語に対して1つの訳語を覚えることを優先しましょう。
その後、時間に余裕があれば本文の読み込みを行うことで、熟語がどのような文脈で使われているのかを把握することができます。
また、シャドウイングをする前の段階として、本文に書かれている内容について文法を含めてきちんと理解しておくのがおすすめです。
意味や文章の構造がよくわからない状態で音読をしても効果が下がってしまいますので注意してください。
意味を理解した上で、本文を暗唱できるくらい繰り返し読み込めば、速読力・リスニング力・熟語の語彙がまとめて身に付く教材です。
まとめ
今回は、英熟語の教材を4冊ご紹介しました。
熟語の意味を1つ1つシンプルに覚えていきたい人は、『英熟語ターゲット1000』か『システム英熟語』のどちらかに取り組みましょう。
より多くの英熟語をマスターしたいという人は、『解体英熟語』を使って覚えていってください。
そして、文章の中で英熟語を覚えたい人や、1つ1つの意味を単純に暗記していくのが苦手という人には『速読英熟語』がおすすめです。
英熟語は、英単語と同様に英語の入試を左右する重要な知識です。
今回ご紹介した4冊の教材から、自分の目指すゴールや勉強しやすさに合わせて最適なものを選んでください。
英熟語をしっかりマスターすることで、他の受験生に差をつけて英語を得点源にしていきましょう。