日大レベルの進め方①
日大レベル
日大対策の参考書
日大入門に出てくる参考書は、日大標準の代わりに使ってもいい参考書です。つまり日大レベルで紹介する参考書は、古文が嫌いな人向けのシリーズです。なのでより上のレベルを目指す場合や本格的にやる場合は、日大標準の参考書をやったほうがいいですが、そこまで上のレベルを狙っていない人や古文が嫌いだったり時間がなかったりして最低限の内容をやりたいという人は、日大入門の参考書のみをやって、標準をカットするという手もあります。ただしMARCHや早稲田志望の場合は標準もやったほうがいいでしょう。
日大入門編
まず紹介するのは「古文単語565」です。古文単語としては1番有名かもしれない参考書で、565個の語呂が掲載されています。でも使うのは基本A、Bで、入門のみやる人ならばAのみでいいでしょう。単語数としては168個です。この教材しか使わない人ならばBまでやっておいたほうがよく、数としてはその上に168個がもう1回という感じです。およそ330から340くらいの個数の単語を覚えるというイメージです。そして同時並行でやっていくのが「富井の古典文法をはじめからていねいに」です。これは読み物としての使用がメインで、問題そのものはそれほど多くはありません。メインは読んで、大体の話をつかみ、あまり深く気にせずに理解していくというイメージです。あまり深く気にせずにというのがミソです。問題の解説をもっと詳しく知りたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、この時点ではこのレベルの解説の理解でいいでしょう。これは勉強法のところでもご紹介しましたが、文法は読む時にそこまで使うわけではないので、下手にここで詳しくやると、やった割には読めないとなりやすいからです。大体この辺では文法はこんなことをやるんだということをつかみ、とりあえず覚えておこうぐらいでいいでしょう。これをさらっと1周して、復習しながら富井先生の「富井の古文読解をはじめからていねいに」に入っていきます。これも必要最低限の内容を教えてくれて、古文を読むとはどういうことかという話や基礎的な話を扱ってくれます。また意外と文法はあまり使われないということがこれを読むと分かるでしょう。古文を読むということがいまいちわかっていなくても、これをやると結構やりやすくなるでしょう。
かかる時間の目安
富井先生の2冊を仕上げるのにかかる時間が、復習を含めると大体2か月弱くらいです。それが終わったら本格的な古文の勉強、日大標準に入っていきます。