センターの古文漢文対策におすすめの参考書を6冊ご紹介
センター試験の古文・漢文対策におすすめの参考書をご紹介
今回は、センター試験の古文・漢文対策におすすめの参考書を6冊ピックアップしてご紹介します。古文と漢文は、センター試験の難易度が高く、私立大学の一般入試と比較してもセンター試験の方が難しいという場合もあるほどです。そのため、きちんと対策をしておかないと合格に必要な点数を取ることが難しくなります。古文と漢文の対策はどのように進めたらよいのか、現在の状況に合わせて適切な参考書を見つけられるように、1つ1つの特徴を解説しました。これからセンター試験対策で古文・漢文の勉強を始めたい人はぜひ参考にしてみてください。
説明中心の『きめる!センター古文漢文』『センター試験国語の点数が面白いほどとれる本』
最初に紹介する2冊の参考書、『きめる!センター古文漢文』『センター試験国語の点数が面白いほどとれる本』は、センター試験対策の問題集の中でも説明が中心となった教材です。特に、『きめる!センター古文漢文』の方は、センター試験で頻出の問題パターンについて、どういう問題が出題された場合にどのような点に気を付ければよいのか?といったポイントが1つずつ丁寧に解説されています。解き方の方針に迷うことが無いので、分かりやすい優れた参考書です。センター試験独特の古文・漢文の読み方まで詳しく書かれている教材なので、センター試験の古文・漢文が思うように解けずに悩んでいる人はぜひこの教材を使ってみてください。もう1冊の『センター試験の点数が面白いほどとれる本』の方も、説明が主体の参考書となっていますが、前述の教材と比較すると解説が一段階深いところまで立ち入った内容になっているのが特長です。『きめる!センター古文漢文』をやってみて易しすぎるなと感じた人には、それよりもワンランク上の教材として『面白いほどとれる本』を使うことをおすすめします。
問題演習と説明がバランスよく載っている『センター試験のツボ』『解決!センター国語古文漢文』
次に紹介する2冊の教材、『センター試験のツボ古文漢文』と『解決!センター国語古文漢文』は、センター試験対策の問題集の中でも問題演習と説明がバランスよく載っている参考書になります。最初に説明のページがあり、その次に問題演習のページがついているという構成になっているので、説明部分で理解した内容をすぐに問題演習で確認できるバランスの良い教材と言えます。『センター試験のツボ』については、前半が古典文法や漢文の句法についての確認になっています。そのため、本来は単語や文法を抑えたうえで取り組みたい教材ではありますが、もし知識が曖昧な場合でもこの最初の部分から順番に取り組んでいくことで、演習にスムーズに移っていくことも可能です。『解決!センター国語古文漢文』については、解説が少しハイレベルで上級者向けの内容となっています。そのため、センター試験の過去問を解いてすでにある程度点数が取れていて、さらに点数をアップしていきたい上級者向けの本としてとらえてください。Z会から出版されている教材だけに、ある程度レベルの高い大学を志望する受験生が取り組むことを想定してつくられている点に注意しましょう。
問題演習中心なら『マーク式基礎問題集』『短期攻略センター古文』
最後に紹介する2冊の教材、『マーク式基礎問題集』『短期攻略センター古文』は、どちらも問題演習中心のセンター試験対策教材となっています。そのため、先に前述の参考書を使って説明中心の学習を行った後、インプットした知識を実際の問題を通して整理していきたい人におすすめの教材です。これまで紹介してきた参考書と比べると、問題演習が中心の本だけあって解説の内容は薄めです。その分、掲載されている問題の量が圧倒的に多いのが特徴となっていて、問題量を数多くこなしたい人にはお勧めできます。『マーク式基礎問題集』の方が、難易度的にはセンター試験よりも少し易しいレベル、『短期攻略センター古文』の方はセンターよりも少し難しめのレベルで設定されているので、自分の知識の仕上がり具合に応じて適切な方を選ぶようにしましょう。なお、『マーク式基礎問題集』を解き終わった後は、センター試験の過去問をとして演習量を積んでいくのもおすすめです。
まとめ
今回は、センター試験の古文・漢文対策に使える参考書を6冊ご紹介しました。説明中心の教材を使って知識を増やしていきたい人は『きめる!古文漢文』シリーズや『面白いほど取れる』シリーズを使ってみてください。説明と問題演習をバランスよく進めたい人には、『センター試験のツボ』と『解決!センター国語』シリーズを使うのが良いでしょう。そして、問題演習を積み重ねたい人は『マーク式基礎問題集』または『短期攻略センター古文』を使って、問題を解いていってください。古文・漢文の知識がまだ固まっていないという人は最初に紹介した説明中心の参考書を使い、順番に問題演習中心の参考書へとレベルアップしていくことをおすすめします。センター試験の古文・漢文は難易度の高いものが多く出題されますが、今回紹介した6冊を順番にクリアしていけば、必ず高得点が狙えるようになります。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひセンター試験の国語で高得点を取ってください。